正直言って、毎週のかさこ塾は私にとって結構つらかったです。
なぜなら、自分のダメなところが他の人との対比でよりくっきりと実感できたから。

そして、ダメなところがわかって落ち込み、
悩み疲れて、あげくの果てに何もしない。
前日もしくは当日に我に返り、急いで課題を仕上げて、時間がなかったと周りに言い訳する。
そんな繰り返しだったように思います。

かさこ塾では、ブログを毎日書きなさい、という課題が出るのですが、
それも続けられた試しがありませんでした。

割とまめに他の塾生さんのブログを読みにいっていましたが、
盛り上がっている記事を見ると、そういう記事を書けてうらやましいな、と思ったり。
次の回の課題がうまくいってないから、お休みしちゃおうかな?と
毎回思っていました。

でも、4回とも一度も休まなかった。

なぜか?

かさこさんが毎回のように口にする、「完璧主義をやめなさい」という言葉。

私は長く完璧主義者で、(完璧にやれなくなった時点で止めてしまう、という意味での)
あらゆることから逃げまくってきたように思います。
それが完璧主義者特有の思考だということに、言われるまで気づきませんでした。
そっか、完璧主義でなくなれば、もっと生きやすくなるのかもしれない。
それに気づけたこと。完璧にしなくてもいいと思えたこと。
これが1つ目。

もうひとつは、仲良くして下さった塾生の方に、最近自分の周りの人がどんどん成果を上げていき、
自分が取り残されているようで焦っている、と言うと、
自分が一生懸命やってたら、他の人なんて気にならなくなるよ!と笑顔で言ってくれたときに、
「ああ、そうだ、人のことをねたむ時は、
周りに注目しすぎてるってことだから、それは則ち自分が努力してない時なのかもなぁ」
いつもの私なら、頑張ってるのにダメなんだよ!と思っちゃう所なのですが、
なぜか、その人の言葉はすっと心に入りました。
これが2つ目。

3つ目は、出会った塾生の方々がみなすばらしい人で、このつながりを
失いたくない、と、強く思ったこと。

そして何とか4回とも出席し、おそらく人生至上初めて
『有終の美』のようなものを感じることが出来ました。

多分初めてなんです。きちんと物事を終わらせたことが。
途中で全部投げ出してきたから。

たとえ毎回60点の出来でも、終わらせないことには見えてこない物もある。
そこに気づけたことは大きかった、と思います。

初めてセミナーというものに参加し、何とか終わらせた自分は、あのとき興奮していたと思います。
でも、こういう興奮は、自己啓発本を読んで感じる興奮と似ていて、
自分自身は何も変わっていないのに、変わった気になっているということになりがちです。

そんな時は、
「とにかく、やってみる」
かさこさんが毎回のように言っていた、この言葉。
やってみれば、最低限うじうじ考えるだけでやらなかった自分からは脱出できるのだから。
それだけでもやる価値がある。

さあ、明日も、やってみよう。
Leap before you look!